クリーニングの「京都屋」運営社 負債6億 特別清算の準備 事業は新設会社が引き継ぎ営業継続


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 帝国データバンク沖縄支店は3日、沖縄県内で京都屋クリーニングを運営していたクリードランドリーフォート(豊見城市)が特別清算の準備に入ったと発表した。負債額は約6億6700万円。京都屋クリーニングなどの事業は新設会社の京都屋(豊見城市)が引き継ぎ、営業を継続している。

 同社は6月28日で事業を停止し、9月30日の株主総会で解散を決議した。

 クリード社はファミリーフォートとして創業し、写真プリント事業を中心にクリーニング事業を展開した。帝国データバンクによると、ピーク時の2004年12月期には売上高約14億3千万円を計上した。

 デジタルカメラの普及でプリントの取り扱いが減少し、クリーニングを主体に事業を継続した。設備投資の負担や支払利息が収益を圧迫し、18年12月期には約8億5400万円の債務超過となっていた。