名護の人材育成へ寄付 新垣産業70周年 会長誠福氏85歳 夢基金など100万円


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 【名護】沖縄県名護市の新垣産業(新垣力太社長)は11月29日、創業70周年と新垣誠福会長の85歳祝いの祝賀会を名護市のホテルゆがふいんおきなわで開いた。約300人が参加した。周年記念事業として、人材育成事業や首里城再建基金などに計100万円を寄付した。

新垣産業の新垣力太社長(3列目左から4人目)と誠福会長(同3人目)から寄付を受けた関係者ら=11月29日、名護市のホテルゆがふいんおきなわ

 寄付の内訳は部活動の派遣費補助などに使われている名護市の子ども夢基金に50万円、琉球新報社など県内マスコミ各社が取り組む「首里城再建支援のための県民募金」に20万円、「沖縄・名護ジュニアコーラス」に30万円。寄付講座として来年2月に空手の喜友名諒選手を招いた講演会を名護中学校で行う。

 同社は1950年に新垣材木店として創業し、不動産事業などを展開してきた。誠福会長は「『誠心誠意』ということや、社員の士気向上、地域貢献などを意識してやってきた」と振り返った。記念事業の寄付については「子どもたちの支援になれば」と話した。

 式典に出席した渡具知武豊名護市長は「名護の産業活動への貢献に敬意を表したい」とあいさつした。