「過労死ライン」超えた教員は全体の13% 那覇市の中学校 残業月80時間以上


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 2018年9月から今年10月までの間で、残業時間が「過労死ライン」とされる月80時間を超えた那覇市の教職員の月平均人数は小学校で64人(5・9%)、中学校で80人(13・1%)だった。5日に開かれた市議会11月定例会代表質問で、奥間朝順学校教育部長が前田千尋市議(共産)に答えた。

 文部科学省の指針で残業の上限とされている月45時間を超えた人数は小学校で月平均417人(37・8%)、中学校で304人(49・9%)。残業時間が月80時間を超えた教職員が最も多かった月は、小学校では6月で113人(10・1%)。中学校は4月で129人(21・0%)。年度初めが特に多忙という。

 今年4~10月で残業時間が100時間を超えた延べ人数は小学校67人(0・8%)、中学校212人(5%)。残業時間が最も長い人は小学校で168時間、中学校で181時間だった。