金武町議会が抗議決議へ 伊芸区も訓練中止要求へ 照明弾落下


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照明弾の落下現場を視察する金武町議会の米軍基地問題対策調査特別委員会のメンバーら=6日午後3時半頃、金武町伊芸

 【金武】金武町伊芸区の民間地に米軍の照明弾3発が落下した問題で、金武町議会の米軍基地問題対策調査特別委員会(仲間トム委員長)は6日、抗議決議と意見書を10日の本会議に提案する方針を決めた。可決される見通し。委員7人中6人と嘉数義光議長は6日午後、照明弾の落下地点3カ所を視察した。

 現場視察を終えた仲間委員長は「風向きや方角から考えて、いずれも北風にあおられて(集落内に)落下しているようだ。訓練を実施した場所が集落に近すぎる。風がある時は、もう少し(基地の)内側で訓練してほしい」と話した。

 一方、伊芸区は同日、行政協議会を開き、照明弾落下に抗議する方針を決めた。同区の山里均区長は区に隣接する米軍キャンプ・ハンセンの射撃場「レンジ3~5」での訓練中止を求める考えを示した。