教育

努力重ねサクラ咲く 特支の漢那萌さん、沖国大に合格 垂れ幕で学校挙げ祝福 「将来は社会福祉士に」

生徒会新聞を手に、笑顔の漢那萌さん(前)と(後列左から)母・美紀さん、比嘉朝子校長、照屋純子教諭=八重瀬町の県立島尻特別支援学校

 沖縄県立島尻特別支援学校(八重瀬町・比嘉朝子校長)の高等部3年・漢那萌さん(17)が、このほど沖縄国際大学総合文化学部人間福祉学科にAO入試で合格した。同校での大学合格は珍しく、「祝合格」の垂れ幕を掲げ、学校全体で喜んでいる。社会福祉士を目指す漢那さんは「いろいろな方の力を借りて合格できた。海外福祉研修にも行きたい」と未来に向けて気持ちを高めている。

 漢那さんは生後8カ月で脳性まひの診断を受け、小学1年生から車いすに乗っている。大学進学を志す他校の生徒から刺激を受け、人前が苦手だったが生徒会長になった。琉球新報の出前講座も生徒会メンバーで受講し、同校初の生徒会新聞も作り上げた。手話ソングは積極的に習得し、後輩に教えている。

 入試に向けた面接の練習を繰り返した比嘉校長は合格の一報を聞き「よく頑張りました」と涙を流して喜んだ。担任の照屋純子教諭(45)は「時間がかかっても諦めず、人の何倍も努力してきた。感謝を忘れずに大学生活も頑張って」と激励し、「社会福祉士になったら一緒に仕事をしようね」と声を掛けた。萌さんの母、美紀さん(54)は「怒られるのが嫌いなので、やることはやる頑張り屋」と語った。

 漢那さんは最近、電動車いすに乗り換え、一人でできることを増やせるように入学準備を進めている。漢那さんは「福祉の仕事は自分の経験が生かせる。相談者の不安や悩みに寄り添える人材になりたい」と述べた。



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