所得税1千万円源泉徴収せず　加算・延滞税139万円支払いへ　国頭村

　【国頭】沖縄県国頭村が、2015～18年度に業務委託した個人事業主2者の所得税約1千万円を源泉徴収せず、沖縄国税事務所から加算税と延滞税計約139万4千円の支払いを求められていることが分かった。

　13日の村議会12月定例会で、村が加算税と延滞税分を組み込んだ一般会計補正予算案を提出し全会一致で可決された。村は早くて今月中にも加算税と延滞税を支払う方針。

　村は、個人事業主を源泉徴収の必要がない法人と誤認したことが要因と説明した。

　18年11月、名護税務署から納付漏れの可能性があるとの指摘を受け、源泉所得税の未払いが判明。納付額の確定後、個人事業主の2者は、19年5月に村を通して源泉所得税を沖縄国税事務所に納めた。

　村議会で宮城久和村長は「われわれの職員の認識不足があったことをおわび申し上げる。二度と起こらないよう改善に向け努力する」と述べた。