「諦めずに止める」 埋め立て土砂投入1年 辺野古の海とゲート前で抗議


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
カヌーから横断幕を掲げて、基地建設に抗議する人たち=14日午前、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ沿岸

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に伴い、埋め立て区域海上への土砂投入から1年が経過した14日午前、基地建設に反対する人々は海と米軍キャンプ・シュワブゲート前でそれぞれ抗議集会を開いた。海上ではカヌー約30隻、船10隻に乗った人々が「美ら海を守れ」「違法工事を中止せよ」と記されたプラカードを掲げたり、声を上げたりした。ゲート前には午前10時ごろから正午まで、延べ90人ほどが集まった。

 名護市の看護師、比嘉眞澄さん(61)はゲート前で「戦争につながる新基地はいらない。土砂投入による埋め立ての進ちょくは1%と言われているが、諦めずに止めたい」と訴えた。

 カヌーに乗って抗議した南風原町の新里肇さん(66)は「知事選、県民投票と沖縄の民意は新基地ノーだ。軟弱地盤のある大浦湾に新基地を作ることに無理がある」と批判した。【琉球新報電子版】