【ドイツ】「新しい発見」満喫 沖縄の高校生 芸術交流


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世界遺産アウグストゥスブルク城の前で記念撮影する高校生ら

 グローバル・リーダー育成海外短期研修事業の一環として、芸術文化国際交流のために沖縄の高校生28人と引率者7人が11月17日から6日間、ケルン市に滞在、研修した。

 一行は、音楽部門と美術工芸部門とに分かれ、それぞれ専門家のレッスンを受け、美術館訪問やオペラ鑑賞、地元高校生たちとの交流、観光、そして各自オーダー体験など盛りだくさんのプログラムをこなした。

 また、最終日には沖縄出身の美術家、音楽家たちとの夕食交流会もあり、グループに分かれドイツで活躍する先輩たちと談話する機会も設けられた。

 音楽部門のケルンでの研修は3年目となった。WDR(西ドイツ放送局)の協力を得て、WDRのオーケストラ団員のレッスンを受けることができた。美術部門はケルンでの研修は初めてだったが、ヴァルラーフ・リヒャルツ博物館内で現代水彩画を描くワークショップに参加した。

 ピアノの講師ペーター・ディッケ氏のレッスンを受けた宮城玲奈さん(開邦高校)は「楽しかった。新しい発見がたくさんあって勉強になった」と話した。

 松本恭平さん(宮古高校)は「曲に対する感じ方ががらりと変わって、とても印象的なレッスンだった」とうれしそうに語っていた。

(外間久美子通信員)