首里城再建に寄付した企業・団体(12月1日~5日)


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 10月31日に那覇市首里当蔵町の首里城で大規模な火災があり、正殿など、7棟計4836平方メートルが焼失した。首里城の再建に向けて寄付した企業や団体などを紹介する。

 

嘉陽さんが30万円寄付

 西原町の建設業・丸昇建設の相談役、嘉陽宗賢さんと孫で浦添市立内間小4年の上村銀聖さんが29日、琉球新報社を訪れ、首里城再建募金に30万円を寄付した。嘉陽さんは11月の古式行列に参加する予定だったといい「首里城火災は信じがたい思いだ。古式行列を楽しみにしていただけに残念だ。少しでも早く復元してほしい」と語った。

今帰仁、古宇利郷友会が寄付

 首里城再建に向けて、今帰仁郷友会と古宇利郷友会は29日、会員などから募った寄付金を琉球新報社に託した。寄付は今帰仁郷友会が24日の運動会で募った募金などから7万801円、古宇利郷友会は浦添市、那覇市の会員などから集めた5万円。

 今帰仁郷友会の喜納憲利会長=写真右=は「再建に向けた一助となってほしい」、古宇利郷友会の土屋加代子さん=同左=は「再建した姿を見たい」とそれぞれ語った。

玉城流いずみ会が100万円寄付

 国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者で県立芸術大学名誉教授を務める玉城流いずみ会の又吉静枝家元=写真右から3人目=と門下生が1日、首里城再建支援の寄付金100万円を琉球新報社の玻名城泰山社長に託した。

 又吉家元は「県立芸大在職中に首里城で踊られてきた御冠船踊を研究し、入子踊り、中秋の宴、江戸上りの芸能などを再現してきたので、一日も早い再建を願って寄付した」と話した。

県溶接協会が14万円寄付

 県溶接協会の屋良秀夫会長=写真右=と比嘉實事務局長が2日、琉球新報社を訪れ、首里城再建に向けた寄付金14万3075円を託した。寄付金は11月16、17の両日、県内で開かれた全国溶接技術競技大会で募った。

 屋良会長は「首里城は造る前から関わっていたので、焼失は残念だ。一日も早い再建を願っている」と語った。

第一交通が4万円寄付

 那覇第一交通と沖縄第一交通の乗務員有志が社内で募った首里城再建に協力する寄付金4万円を琉球新報社に託した。2日同社を訪れた安慶名勇さん(67)=写真左、島袋直樹さん(38)、竹田瑞希さん(26)=同右=は「首里城の一日も早い再建に少しでも役立ててほしい」と話した。

具志川商高生徒会が6万円寄付

 県立具志川商業高校の生徒会のメンバーらは3日、琉球新報社中部支社を訪れ、首里城再建に向けた寄付金6万6884円を託した。

 同校の生徒会は11月中旬から各クラスで募金を集めたほか、11月30、12月1日の両日に開かれた「模擬株式会社具商デパート」の来場者にも協力を募った。

 宮城歓多生徒会長=写真右=は「一日でも早く沖縄の宝である首里城が再建し、美しい姿をもう一度見たい」と語った。

静岡の高校3万円寄付

 修学旅行で来県している静岡県の島田樟誠(しょうせい)高校の2年生6人が3日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、文化祭の模擬店の売上金3万円を首里城再建に役立ててもらおうとと寄付した=写真。

 同校は文化祭の模擬店の収益を毎年義援金に充てているといい、今回は首里城再建への募金を決めた。

沖縄新華僑華人総会や日本広西同郷会などが108万円託す

 沖縄新華僑華人総会と日本広西同郷会の島袋雲茜(うんせん)代表理事らが4日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、首里城再建に向けた寄付金108万4200円を託した=写真。

 合同で寄付を募った沖縄中資機構協会の韓波会長、沖縄福建同郷会の李植川(しょくせん)会長、沖縄■友会の劉振梅(ちぇんめい)会長、沖縄球友会の孟廣財(こうざい)会長、沖縄中国学友会の運秋含(しゅうがん)会長が同席した。

 11月3日から2週間、WeChat Payと銀行振り込みで募金を集めた。

 島袋さんは「国内外問わず、多くの人々が募金してくれた。その人たちのため首里城再建に役立ててほしい」と話した。

※注:■は足ヘンに「包」の「己」を「巳」

国際環境支援ステーションが80万円託す

 山口県宇部市のNPO法人国際環境支援ステーションの脇坂宣尚理事長らが4日、那覇市の琉球新報本社を訪れ、会員から寄せられた首里城再建の支援金80万円を託した=写真。

 法人は中国や東南アジアでの環境調査のほか、沖縄でも金武町の億首ダム下流の河川や沖縄美ら海水族館のいけすの調査を行うなど、沖縄とのゆかりも深いという。脇坂理事長は「火災のニュースを見て涙が止まらなかった。一刻も早い復元を、ささやかながら支援したい」と述べた。

首里金城町青年会が20万円託す

 首里城再建に向けて、首里金城町青年会は11月17日に旗頭20周年記念で開催した「感謝の夕べ」で募った募金20万697円を12月3日、琉球新報社に託した=写真。

 同日来社した赤嶺栄一青年会長と首里金城町自治会の慶佐次興和自治会長、佐久川馨(かおる)副自治会長は「みんなの思いを結集することができた」と話した。

泊こがね会、泊婦人会が21万円寄付

 泊こがね会の嘉陽長照会長=写真左から3人目、泊婦人会の中山公子会長=同2人目=ら4人が4日、琉球新報社を訪れ、首里城再建に向けての支援金21万円を託した。

 10月28日に行ったヒーマーチヌウガンでの余剰金と泊ゆんたく会などの地域サークルで募金活動を行った。嘉陽会長は「県内にいる私たちが、真っ先に再建に協力しなければならない」と話した。

下勢頭郷友会が20万円寄付

 下勢頭郷友会の花城可保会長=写真右=と喜友名朝久副会長=同左=は4日、琉球新報中部支社を訪れ、首里城再建に向けての寄付金20万円を託した。花城会長は「沖縄の誇りである首里城の一日でも早い再建を願う」、喜友名副会長は「下勢頭は首里から移住した人々の屋取集落だ。ふるさとにある首里城を再び見たい」とそれぞれ語った。

県退職公務員連盟今帰仁支部が16万3千円寄付

 県退職公務員連盟今帰仁支部は3日、「首里城再建支援のための県民募金」への16万3千円を琉球新報社に託した。支部会員は34人で、11月29日から呼び掛けて集めた。松田泰副支部長=写真中央=と宮里政慈氏=同右、上間次男監事=同左=が北部支社を訪ね「元公務員として首里城再建のため頑張りたかった。目標10万円を上回った。同じような取り組みが元公務員に広がったらいい」と語った。

千葉工業大同窓会県支部が14万5千円寄付

 千葉工業大学同窓会県支部の比嘉為弘支部長=写真左から3人目=と新垣清光元支部長、室原康秀会員が4日、琉球新報社に玻名城泰山社長を訪ね「沖縄のシンボルである首里城の復元に役立ててほしい」と寄付金14万5千円を託した。寄付金は11月16日に那覇市内で開かれた「沖縄・九州同窓会ブロック大会」の参加者から寄せられた。

定繁流琉絃会が10万6千円寄付

 首里城再建に役立ててほしいと定繁流琉絃会の上江洲恒雄会長=写真中央=らは4日、琉球新報中部支社を訪れ、寄付金10万6千円を託した。同会が17日に開催した発表会で募金箱を設置した。上江洲会長は「一日も早い再建を願っている」と語った。

琉球新報社など県内マスコミ9社で取り組んでいる「首里城再建支援のための県民募金」