森を守り育てる大切さ次世代に 全国育樹祭 緑化功労者ら表彰 沖縄で初開催


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秋篠宮ご夫妻をお迎えして開催された第43回全国育樹祭の式典=15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター(ジャン松元撮影)

 沖縄県内では初の開催となる第43回全国育樹祭の式典(県、国土緑化推進機構主催)が15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。緑化関係者や林業関係者ら約2千人が参加した。「うけつごう豊かな緑とみんなの笑顔」をテーマに、緑化功労者への表彰や森林の育成をテーマにしたアトラクションの披露などがあった。式典は秋篠宮ご夫妻も参加された。

 式典では本年度の全国育樹活動コンクールの表彰式があり、県内から国頭村森林組合組合長の大城盛雄さん(83)が農林水産大臣賞、本部町花いっぱい推進協議会伊豆味支部が国土緑化推進機構理事長賞、宮古島市の美ぎ島宮古グリーンネットが同機構会長賞で表彰された。県緑化等功労者として74の個人・団体が表彰され、代表して石垣市の木工職人戸眞伊擴(ひろむ)さん(79)が玉城デニー知事から表彰状を受けた。

 全国育樹祭は森を継続して守り育て、次の世代に引き継ぐことの大切さを伝えるため、毎秋、都道府県持ち回りで開催されている。