首里城再建、オリオンがデザイン缶 支援計画を発表 来年2月からドラフトなど5商品対象


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 オリオンビール(浦添市、早瀬京鋳社長)は18日、沖縄県那覇市のホテルロイヤルオリオンで記者会見し、首里城再建支援の取り組みを発表した。オリオンドラフトビールなど5商品の「首里城再建支援デザイン缶」を来年2月中旬から3月下旬まで販売する。1本につき3円を首里城の材料に使われていたチャーギ(イヌマキ)の植樹などに活用し、将来の改修時に提供する。

 早瀬社長は「オリオンとしていかに息の長い支援ができるかを考えた。50年、100年かけて将来の首里城の材料とすることを目指す」と述べた。

 オリオンビアフェストの売り上げや、フェストなどで販売するオリオン・首里城デザイングッズの収益から、一部を再建のために活用する。2020年度以降も取り組みを継続する。

首里城正殿を装飾した缶ビール(オリオンビール提供)
首里城再建支援の取り組みを発表するオリオンビールの早瀬京鋳社長(中央)、吹田龍平太専務執行役員CMO(左)、外間修専務執行役員=18日、那覇市のホテルロイヤルオリオン