友達と一緒 楽しいな 湯地さん親子 修学旅行参加 付き添い費補助、特支校同等に


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修学旅行を楽しむ湯地駿羽さん(中央)と同級生ら=19日、京都市の清水寺(湯地三代子さん提供)

 普通学校に通う障がい児の修学旅行に付き添う保護者の経費に対し、行政支援などを求めていた湯地(ゆじ)三代子さん(45)と那覇市立小禄中学校2年の息子駿羽(はやと)さん(14)が18日、関西への修学旅行に出発した。19日に同級生と合流し、京都観光を楽しんだ。20日夜に沖縄へ戻る。

 那覇市は保護者の付き添い経費について特別支援学校と同等の補助を独自に行う予定。三代子さんは「(同様の補助が)全国に広がったらいい」と期待した。さらに市は駿羽さんのために看護師資格を持つヘルパーを修学旅行に派遣。京都在住の看護師もボランティアで付き添っている。三代子さんは「寒いので体調を管理するために看護師の付き添いは重要だ」と感謝した。

 同級生たちは駿羽さんのために買っていたお土産のアイマスクをプレゼントし、駿羽さんは満面の笑顔になったという。担任の仲本政毅(まさみ)教諭は「駿羽さんにとっても同級生たちにとっても、良い修学旅行になっている」と話した。