小学生が考えた島の未来は? ヤギと黒糖で魅力一層 観光客と「ゴミゼロ作戦」も


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 【多良間】多良間小学校(與那覇盛彦校長)の5年生15人が10日、多良間村議会を訪れた。今年7月に行われた沖縄離島体験交流促進事業で学んだことを基に「多良間発展大作戦~未来へつなぐぼくらの思い~」と題して、島の未来について伊良皆光夫村長や村議会議員らに提案と発表をした。

伊良皆光夫村長や村議会議員に多良間島の将来について提案する多良間小の児童ら=10日、多良間村議会

 多良間小は7月に石垣島伊原間地区で伊江小、粟国小、与那国小、比川小の5校44人の児童とともに、民泊や地域住民との交流会を通して他の島のことを学んだ。この経験を踏まえ、児童らは子どもも観光客で取り組むエコイベント「ゴミゼロ作戦」や、ヤギ同士を闘わせるピンダアース大会と島特産の黒糖を組み合わせて島の魅力をアピールする「楽しいおいしいたらま島作戦」などを提案した。

 伊良皆村長は「しっかりと受け止めたいと思う。皆さんからの提案を心に留めながら村づくりをしていきたい」と話した。

 與那覇校長は「子どもたちが多良間島のためにできることは何か、真剣に考えた。島の未来を良くするという気持ちをくみ取ってほしい」と述べた。