消防操作、宜野湾市女性消防団に敢闘賞 県勢最高の24位 子育てと仕事の合間に練習


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 【宜野湾】宜野湾市女性消防団が、11月13日に横浜市で開かれた第24回全国女性消防操法大会(消防庁、日本消防協会主催)に2回連続で出場し、前回大会より10位順位を上げて24位に入り敢闘賞となった。県勢の女性消防団で24位は過去最高という。県内で初めて35年前に女性団員がメンバーとなった歴史を持つ市消防団として、今後のさらなる活躍を誓った。

第24回全国女性消防操法大会で24位となった宜野湾市女性消防団=11月13日、横浜市(消防団提供)

 消防団は地域住民がボランティアで、火事や災害発生時に消火・救助活動のほか、防災活動・応急手当ての普及指導などを実施している。大会は7人が1チームとなって軽可搬ポンプを使い、貯水槽にホースを入れて目標物に向かって放水するまでの時間や節度ある動作を競う。

 今大会には、2年前から中部地区と県大会を突破し、県代表として出場権を得た。メンバー2人を出産のため入れ替えるなどした。子育てや仕事の合間に練習し、大会直前は市消防本部や男性消防団の力を借りながら午後10時まで特訓したという。

 チームで指揮者を務めた金城由紀美さん(58)は「前回を上回る思いでやった。周りの支えがあったからこそだ。次の大会も絶対に行きたい」と意気込んだ。

 濱元朝晴団長は「男性消防団は全国で41位が上位なので、励みになる」と刺激になった様子だった。