35年ぶりに旧友と再会 閉校したキングスクールの卒業生 海外からも同窓会に参加


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サンゴの株分け体験を通して交流を深める参加者ら=読谷村(提供)

 【中部】30年余の歴史を持ち1989年に閉校となった「クライスト・ザ・キングインターナショナルスクール」(キングスクール)の卒業生がこのほど、35年ぶりに沖縄に集結し、同窓会を開いた。県内や県外、国外の米国や香港などから17人が参加し、再会を喜んだ。学校の跡地を訪れたほか、35年の節目に合わせてサンゴの株分けやサンゴ染め体験などを楽しんだ。

 キングスクールは57年に宜野湾市に設立され、米軍や外国籍の民間人、県内の子どもたちが学んだ。一時は全校児童千人を超えたが、復帰後の生徒減少により89年に閉校した。

 卒業後は県外、海外に移住する生徒が多かったが、今でもインターネットやSNSなどを通して交流を続けているという。

 幹事を務めた高安真理さん(53)=那覇市=は「在学中はきょうだいのように仲が良かった。卒業して以降は会う機会がなく、久しぶりに顔を合わす人もいて、懐かしさを感じた。今後も交流を続けたい」と話した。