陸自、地対空ミサイル更新へ 沖縄県内配備分、来年度から


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 【東京】防衛省は県内に配備されている陸上自衛隊の03式中距離地対空ミサイル(中SAM)について、レーダー性能などが向上した改良型に置き換える方針だ。陸自八重瀬分屯地(八重瀬町)に拠点を置く第15高射特科連隊が運用している県内3分屯地の中SAMを2020年度から順次改良型に更新する。

 陸自は14年3月、第15高射特科連隊の装備として11式短距離地対空ミサイル(短SAM)を八重瀬町の南与座分屯地に配備したほか、中SAMを白川(沖縄市)、勝連(うるま市)、知念(南城市)の3分屯地に配備した。これら3分屯地の中SAMを改良型に更新する。

 改良型はレーダーなどに改良が加えられ、低空で飛行してくる巡航ミサイルなどへの対処能力が向上しているという。改良型の配備は沖縄が全国初となる。