上原正三さん死去 沖縄出身シナリオライター


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上原正三さん

 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などの脚本を手掛けた那覇市出身のシナリオライター・上原正三さんが2日午後10時30分、肝臓がんのため死去した。82歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男敬太郎(けいたろう)さん。

 円谷プロダクションを経て独立し「帰ってきたウルトラマン」「秘密戦隊ゴレンジャー」など数多くの特撮やアニメ作品を手掛けた。うるま市の伝統文化である闘牛をテーマにしたテレビドラマ「闘牛戦士ワイドー」の脚本・監修も担当した。沖縄戦で傷ついた子どもたちがたくましく成長する姿を描いた自伝的小説「キジムナーkids」で坪田譲治文学賞を受賞した。著書に「金城哲夫 ウルトラマン島唄」などがある。【琉球新報電子版】