経済

豚コレラ、残飯の餌から感染の可能性 発生農家、加熱処理を徹底せず

殺処分された豚を運ぶトラックを消毒する作業員=9日午後、うるま市

 8日に1例目の豚コレラ発生が確認された沖縄県うるま市の養豚場では、加熱処理していない食品の残さ(残飯)を豚のえさに使用しており、えさを通じて感染した可能性も指摘されている。国の飼養衛生管理基準は食品残さの加熱処理を養豚事業者に定めているが、順守されていなかった。

 残さの中にウイルスに汚染された肉があると、食べた豚が感染する可能性がある。同基準は食品残さを原材料とする飼料について、ウイルスを死滅させるために70度以上で30分間以上か80度以上で3分間以上加熱するよう定めている。

 養豚事業者によると県内では小規模事業者を中心に約50戸が食品残さをえさとしており、ゆでるなど加熱している農家が多い。県は年に1度のペースで全養豚事業者に飼養衛生管理基準の指導を続けてきたが、今回の豚コレラの発生農家では結果として徹底できていなかった。県養豚振興協議会の稲嶺盛三会長は「人や車を介してウイルスが侵入した可能性もあり、えさが原因とは言い切れないが、やるべきことをやっていなかったのは残念」と話した。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス