大物正体126・6キロ、カンナギ


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2019年12月26日、西表沖で200センチ・126.6キロのカンナギを釣った井本由五郎さん(釣船ヤマピカラ)

 昨年12月26日に西表島在住の井本由五郎さんはアカマチを狙って租納港から1人で出船した。順調にアカマチを釣っていると、巻き上げている途中で急に竿(さお)が海面に向かって突っ込み、電動リールから糸が引きずり出された。井本さんはこれまで何度かここのポイントでサメらしき大物に仕掛けを切られたので、またサメが食いついたのだろうと思い、22号のハリスが切れても良いと考え、リールで強引に巻き上げることにした。ドラグを締めると、竿が海中にさらに大きく突っ込み、抵抗はされたが、掛かった大物を海底から引き離すことに成功した。その後も掛かった魚は時々抵抗を見せるが、ゆっくりと巻き取ることができた。

 しかし、150メートルほど浮かせた所から大物の引きが次第に弱くなり、ほとんど引かなくなった。サメなら水面まで抵抗するはずだが、今度の大物は浮いてきたので、ひょっとしたらミーバイかと思い、途中から慎重に巻き上げた。水面近くなると、魚は勝手に浮いてきて、目の前の海面を割って巨大なカンナギが浮いた。1人で船に引き上げられず、船の横にロープで縛って帰港した。応援を頼んでおいた仲間とユニックで引き上げると、その口元には井本さんが過去に切られた針が数本も刺さっていた。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

12月27日、南風海岸で54.2センチ・3.08キロのチンシラーを釣った當銘由春さん(珍福会シニア)
12月28日、浜田漁港で74.3センチ・8.36キロのマクブを釣った當銘由樹さん(珍福会)

1月4日、西崎一文字で69.5センチ・4.99キロのタマンを釣った宮城啓佑さん
12月28日、知念海岸で54.1センチ・2.76キロのチンシラーを釣った津波英利さん

12月27日、知念海岸で98.6センチ・9.7キロのオニヒラアジを釣った安里碧海さん
12月29日、屋我地で71.7センチ・4.68キロのタマンを釣った池宮秀克さん

12月30日、古宇利島で66.3センチ・3.77キロのタマンを釣った安慶名絵美さん
12月28日、水釜で2.42キロのアオリイカを釣った新垣喜和さん

12月30日、読谷海岸で2.9キロのクブシミを釣った比嘉裕紀子さん
12月29日、那覇沖で2.46キロのアオリイカを釣った玉山あかねさん