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県は豚コレラ(CSF)に感染した豚の殺処分を10日までに済ませ、11日までに死骸の埋却や養豚場の洗浄・消毒など防疫措置を進める計画だが、感染が拡大した場合、埋却場所が不足する可能性がある。県は感染が確認された養豚場の豚を含む3養豚場計1813頭の殺処分を実施中だが、県関係者は「埋却地に指定された市有地には1800頭以上埋められない。別の場所で豚コレラが新たに発生した場合、別の埋却地を探さなければならない」と埋却場所の確保が難しいとの見方を示す。
中部農林土木事務所の桃原聡所長は「本来は感染症など万一の事態に備えて各養豚農家が土地を確保すべきだが、沖縄ではそれができておらず今後の課題だ」と危機感を抱く。
県は感染の拡大を防ぐため、豚コレラに感染した豚の死骸搬出を発生現場から半径10キロ以内と定めている。だが、限られた範囲内で迅速に大量の豚の死骸を埋却できる土地を確保するのは容易でないとみられ、今後、感染の拡大が確認された場合は埋却地確保が課題となりそうだ。