会見の一問一答は次の通り。
具志堅会長 素晴らしい内容の試合が期待できる。また世界でチャンピオンベルトを取らせてあげたい。
比嘉大吾 この2年、待たせた、応援してくれたファンのみのために頑張る。
―復帰決断の一番の理由は。
比嘉 最初はモチベーションもやる気もなかった。両親や後援会やファンの人がサポートしてくれて、また頑張ろうかなと。(周りの支援は)大きかった。
―対戦相手は。
比嘉 身長が高くサウスポーと聞いているが映像はまだ見ていない。
―現在のコンディションは。
友利正トレーナー 期待通り。スピードもパワーもあり、やはり優れたものを持っている。ミット打ちしてもパワーがある。これがスーパーバンタム級でどれくらい通用するのかは分からない。
―比嘉選手の再びの世界王者に向けた意気込みは。
比嘉 世界チャンピオンを目指すのはもちろんだが、今はこの試合に集中したい。
―KOのこだわりは。
比嘉 倒して勝ちたい。
―体重は今何キロか。
比嘉 60キロちょっと。何もしていないときは67、68キロあった。
―本格的にトレーニングを始めたのはいつからか。
具志堅会長 香川でのキャンプインで9月に始めたのが本格的なスタートだ。
―どの辺りからボクシング再開を思ったのか。
比嘉 やめるつもりでいて、おやじに相談してバイトをすると言ったら、1カ月に使う額と給料を考えたら破産するよと言われて、じゃあボクシングするよと。それで(ボクシングしかないと)やる気が出た。
―なぜボクシングをやめようと思ったのか。
比嘉 もういいかなーと。1回チャンピオンにもなれたし。それよりも普通のホームレスがうらやましくて。お金があるのに(減量のために)コーラが買えない、ご飯が食べられない。だったらやめようかなと小学生のような考えだった。
―やめようというのは試合後すぐに思っていたか。
比嘉 減量失敗するのは分かっていたので、失敗する前から(やめようと)思っていた。試合は負けるとは思っていなく勝ってやめようと思っていたが、負けたのが予想外でそこだけ悔しかった。1時間後には幸せに感じていた、ご飯も食べられ、飲めもしたので。
―再起のサポートは。
具志堅会長 まだ若い。反省できれば強いボクサーになれる。ちゃんとしたコンディションでリングに上げたい。減量にあたっても、ちゃんとしたアドバイザーにお願いしたい。