歴史に触れ、絆深化へ 神戸児童ら77人来県


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 神戸市内の児童養護施設に通う子どもたちが沖縄を訪問し、歴史や文化を学ぶ「第12回笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」(主催・KOBE三宮・ひと街創り協議会、ザ・ファースト)の一行が11日、那覇空港に到着した。県関係者らが出迎え、歓迎セレモニーが開かれた。

兵庫県神戸市から来県した「第12回笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」の参加者=11日、那覇空港

 来県したのは小学6年生36人を含む77人。1泊2日の日程で、沖縄美ら海水族館や首里城などを巡る。児童を代表して天王谷学園の米川恵悟さん(12)があいさつした。焼失した首里城について「残念な気持ちだが、今しか見られない貴重な景色だとプラスに考え、しっかり目と心に焼き付けたい」と話した。

 12日は神戸市出身で沖縄戦中の県知事・島田叡(あきら)氏も刻銘される糸満市摩文仁の「島守の塔」を参拝する。