豚コレラ、闘牛にも影響 3月まで大会を中止 ウイルス拡散防止を考慮


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巨体の闘牛が激しくぶつかり合い、会場が盛り上がった「第112回秋の全島闘牛大会」=2019年11月10日午後、うるま市石川多目的ドーム

 豚コレラ(CSF)の感染がうるま市や沖縄市で確認されたことを受け、県闘牛組合連合会(幸地政和会長)は11日までに、3月までにうるま市と本部町で開催予定だった7闘牛大会を全て中止することを決めた。

 大会会場のうるま市石川多目的ドームの駐車場は、養豚場と埋却地を移動するトラックを消毒する「消毒ステーション」として使用されている。今回、ウイルスの潜伏期間や拡散防止を考慮し、本部町を含め大会開催を取りやめた。

 幸地会長は本紙の取材に「同じ畜産業に携わっており、豚コレラの拡散防止に協力したい」と話した。