あす大寒 沖縄も冷え込み きのう奥、糸数で12度


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肌寒い日中、ハーベスターでサトウキビを収穫する農家=18日午後、南城市玉城糸数(又吉康秀撮影)

 20日は二十四節気の「大寒」。暦の上では最も寒い時期とされる。沖縄本島地方は18日から大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で冷え込み、最低気温は国頭村奥で12.4度、南城市糸数で12.8度と今季最低を記録した。沖縄気象台によると、沖縄地方は来週前半は寒い日が続く見込みで、19日も本島北部や久米島などで最低気温を12度と予報している。

 南城市玉城糸数の畑で18日、寒空の下、農家がサトウキビの収穫作業に追われる様子が見られた。1200坪の畑でハーベスターを稼働し、収穫作業をしていた當山忠治さん(84)は「台風の影響がなかったから、今年は出来がいい。糖度が高い」と誇らしげに語った。サトウキビの入った収穫袋が道路沿いに並び、18日だけで10トンの収穫を進める。

 19日は、沖縄本島地方と先島諸島は寒気の影響で曇り、先島諸島では所により一時雨が降る予報。大東島地方は、高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。