仲本賢優、地元でVリーグデビュー パナソニック2連勝 サーブで貢献


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パナソニックー大分三好 第2セット、ジャンピングサーブを打つパナソニックの仲本賢優=19日午後、沖縄市体育館

 バレーボールのVリーグディビジョン1(1部)レギュラーラウンド、パナソニックパンサーズは19日、沖縄市体育館で大分三好ヴァイセアドラーと対戦し、3―0で快勝した。18日に続き、沖縄市でのホーム2連勝となった。

 パナソニックに入団した西原町出身の仲本賢優(西原高―日体大4年)は第1、第2セットでピンチサーバーとして出場し、Vリーグデビューを飾った。チームの通算成績は18勝2敗で2位のまま。

◇仲本「仕事できた」

 第1セット21―18の場面、仲本賢優がピンチサーバーとして地元のコートに立った。ボールを持つと一呼吸置き、気持ちを落ち着かせてジャンピングサーブを放つ。チームで粘り強くつなぎ、貴重なブレークを奪った。仲本は「最低限の仕事はできたのかな」と笑顔を見せた。

 第1、第2セットで計4本のサーブを放ち、うち2本は得点につながった。沖縄入りした時から川村慎二監督にピンチサーバーでの起用を告げられていたが、「力まず、自然体にやれればいい」と気負わなかった。

 川村監督は「思っている以上に良いサーブが入った」と褒め、深津英臣主将は「普段から自分にプレッシャーをかけてやっているから(試合で)良いサーブが打てる」と評価した。

 仲本は試合後、サイン会やフォトセッションなどのファンサービスに照れくさそうに参加。「まだここがスタート。攻守で安定したプレーヤーになりたい」と青写真を描いた。
 (喜屋武研伍)