2020年東京五輪の開幕まで24日で半年となる。東京パラリンピックの開幕までは約7カ月だ。選手たちは世界最高峰の舞台に向け、し烈な代表選考レースを繰り広げている。
沖縄が多くの代表選手を輩出しているハンドボールは男女とも開催国枠が確保されている。国際大会や国内のリーグ戦での活躍などを加味し、各14人を選出する。
32年ぶりの出場となる男子では、代表の司令塔として活躍する東江雄斗(大同特殊鋼)の選出が濃厚。東長濱秀希(大崎電気)も代表入りを狙う。44年ぶりに五輪に挑む女子は、池原綾香(デンマーク・ニュークビンファルスター)と勝連智恵(オムロン)が昨年の世界選手権代表に選ばれている。
開催国枠で出場する野球は昨年11月の国際大会「プレミア12」のメンバーを中心に実績を加味して24人を選ぶ。同大会に出場した嘉弥真新也(ソフトバンク)のほか、2年連続本塁打王の山川穂高(西武)も出場が期待される。
伊集南(デンソー)が代表候補に入っている女子3人制バスケットボールは、20チームが出場する3月の五輪予選で3位以内に入れば出場権を獲得する。東京五輪では国際試合やWリーグでの活躍、合宿を通じて4人を選出する。
開催国枠で出場し、2008年北京五輪以来の金メダルが期待される女子ソフトボールでは、小柄ながら力強い打球を放つ洲鎌夏子(豊田自動織機)が代表争いでしのぎを削る。国際試合や代表合宿を通じて15人を選出し、3月下旬に登録選手を決める。
男子7人制ラグビーも開催国枠で出場が決定済み。五輪候補の練習生にはスピードが武器の石垣航平(コカ・コーラレッドスパークス)が名を連ねる。合宿を通じ12人を選ぶ。