車いすマラソン、喜納はW杯で代表権狙う 〈東京五輪・パラ出場への道〉パラ種目


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夜間も練習に励む喜納翼(手前)=昨年12月、沖縄市陸上競技場

 2020年東京五輪の開幕まで24日で半年となる。東京パラリンピックの開幕までは約7カ月だ。選手たちは世界最高峰の舞台に向け、し烈な代表選考レースを繰り広げている。

 東京パラリンピックでは男子車いす陸上の上与那原寛和(SMBC日興証券)が昨年11月のパラ陸上の世界選手権で内定条件を満たし、4大会連続の出場を決めた。400メートル(車いすT52)と1500メートル(同)でメダル獲得を狙う。

合宿で調整中の上与那原寛和=昨年12月、沖縄市陸上競技場

 車いすマラソン女子T34/53/54クラスの日本記録保持者である喜納翼(タイヤランド沖縄)は、今春開催予定のWPAワールドカップで代表権獲得に挑む。6位以内かつ、東京パラ出場枠を既に獲得している選手を除く上位2選手の国・地域に出場枠が与えられる。

 リオデジャネイロ大会まで4大会連続で仲里進(沖縄ハリケーンズ)が出場している車いすラグビーは、開催国枠で出場が決定している。仲里は東京五輪でも代表入りも目指す。国内外での大会を通じ、最終的に登録選手12人を選ぶ。