野球すればみな仲間だよ 沖縄のこどもたち、中国チームと交流試合


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北谷町スポーツ少年団(左)との練習試合に参加する中国大連少年野球チーム=18日、北谷町の北谷公園野球場

 【北谷】子どもの才能を引き出す活動をしている「ネフェレー」(山田知果代表)は18日、北谷地域振興センターと協力し、中国大連少年野球チームと北谷町スポーツ少年団の交流試合を北谷公園野球場で開いた。中国チームは、大連市内の小学校から集まった約20人で構成される。

 チームは21日までの1週間沖縄に滞在し、北玉小学校の授業見学や給食体験、トリムマラソンへの参加など、スポーツ体験や交流をした。スポーツを通して外国人との交流事業を手掛けるネフェレーが企画した。海外からチームを受け入れるのは今回が初めて。

 ネフェレーは、ダイエーホークスや近鉄バファローズでプレーした新里紹也さんと山田代表が2019年にLLCとして立ち上げた。新里さんは16年から沖縄でキャンプをする中国の少年野球チームに野球教室を開いていた。ネフェレー設立で行政とも連携しやすくなり、小学校などとの交流が可能となった。

 北谷町スポーツ少年団の宮平海琉さん(10)は「中国チームは元気があって楽しい。全力でプレーできるのでやりやすい」と声を弾ませた。