「新しい可能性見つけた」 全国高校生写真サミットで沖縄の高校生が審査員賞 風景写真にチャレンジ


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(右写真)TopEye全国高校生写真サミットで審査員賞を受賞した県立浦添工業高校の大城聖南さん(左)と指導に当たった写真家のミゾタユキ先生(左写真)審査員賞を受賞した県立知念高校の山内優輝さん=2日、横浜市の横浜美術館

 【神奈川】全国から選ばれた15高校の写真部員らが、プロの写真家から指導を受けて撮影する交流イベントの第8回「TopEye全国高校生写真サミット2020」(ニコンイメージングジャパン主催)の表彰式が2日、神奈川県横浜市の横浜美術館であった。沖縄から参加した浦添工業2年の大城聖南(せな)さん(16)と知念高校2年の山内優輝さん(17)が、審査委員の選ぶ個人賞を受賞した。

 作品「不思議な夢」で秋元貴美子賞を受けた大城さんは「今年で2回目の参加。最初は人物中心に攻めていたが、組写真なので人がいない風景にチャレンジした」と笑顔で語った。

 作品「凍える横浜」で水咲奈々賞を受賞した山内さんは「英語教員希望で、横浜でも外国の方に声を掛けて撮影し、組写真なので風景を撮った。新しい可能性を見つけられた」と目を輝かせた。

 中高生向けのニコン社の写真月刊誌「TopEye」で開催した全国高校生写真コンテストの上位入賞校15校の写真部員45人が、日本の写真発祥地の横浜に招待された。今後、東京新宿や大阪のニコンプラザで写真展が予定されている。
 (山川夏子首都圏通信員)