米海軍のオスプレイが初飛行に成功 21年配備のCMV22 嘉手納基地に飛来する可能性も


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 【与那嶺路代本紙嘱託記者】米ボーイング社は21日、同社が開発する米海軍用の垂直離着陸輸送機CMV22オスプレイの初飛行に成功したと発表した。CMV22は老朽化したC2グレイハウンドの後継機となる。最初の配備は2021年、米本国を母港とする原子力空母カール・ビンソンを予定している。日本に配備されているC2も今後、CMV22に交代する。

 米海軍は2026年までにすべての交代を終える予定。日本では第7艦隊の原子力空母ロナルド・レーガンに艦載されている2機のC2と交代する。配備先は岩国基地(山口県)の予定。

 C2は米空母の沖縄近海での展開に合わせ、嘉手納基地にも飛来する。オスプレイへの変更後は空母と嘉手納基地の間を海軍用オスプレイが飛行することになる。初飛行はテキサスの施設で行われた。