豚熱、一日も早い終息を 発生地からワクチン接種に歓迎の声


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 【沖縄・うるま】豚熱(CSF、豚コレラ)のワクチン接種推奨地域に沖縄県が指定されたことについて、最初の発生地となったうるま市の島袋俊夫市長は「歓迎したい。養豚農家の思いはワクチンを接種してもらい、これまで通りの経営に戻ることだ」と語った。

 豚熱には感染していないが、発生農場から半径10キロ圏内で搬出制限の対象となっている養豚農家の経営不安にも触れ、「安心して経営できるよう一日でも早く終息することを願っている」と述べた。

 感染の広がりで市内3カ所の養豚場で殺処分が実施された沖縄市の桑江朝千夫市長は、「養豚業界もワクチン接種を願っており(国と県には)迅速に対応してもらいたい」と要望した。

 市議会2月定例会で関連予算案が提案されることも見据え「担当課と相談し、農家への直接的な支援を模索したい」と述べた。