JTB(東京)とJTB沖縄(那覇市)が主催する芸能イベント「杜(もり)の賑(にぎ)わい・沖縄」が25日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で始まった。沖縄連続開催37年目となる今回は、琉球王国時代に生み出された琉球舞踊や民俗芸能の華やかなステージを展開し、首里城再建への願いを壮大に表現した。
10月末の首里城焼失を受けて急きょテーマを「古(いにしえ)の琉球・首里城再建への願い・力強い槌音(つちおと)」に切り替え、演出やプログラムを大きく変更した。
オープニングは「国頭(くんじゃん)サバクイ」の木遣(きや)り歌とともに山原から大木を運び、首里城の柱を立ち上げるイメージを再現。暗転後の舞台に首里城正殿のセットが現れると会場から拍手が起こった。
琉球舞踊「四つ竹」の大群舞、八重山民謡の「トゥバラーマ」、子どもたちによる沖縄わらべ唄、琉球国祭り太鼓の創作エイサーなど計18演目を繰り広げた。
26日も1日2公演で行う。開演時間は午後0時半と同4時。午前10時から当日券を販売する。