沖縄の小学生が大賞を受賞 JA共済全国小・中学生交通安全ポスターコンクール


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 【東京】JA共済の全国小・中学生交通安全ポスターコンクールの表彰式が24日、東京都のJA共済ビルであり、八重瀬町立白川小2年の田平(たびら)一翔(いっと)さんと沖縄カトリック小3年の毛呂朱音(もろあかね)さんが、それぞれ大賞に当たる内閣府特命担当大臣賞と警察庁長官賞に選ばれた。

 2人ともニュースでよく見るあおり運転の怖さを絵で表現した。田平さんは、あおっている車を「×」マークを付けて鬼に模して表現。「NOあおりうんてん」「思いやりの心で」とメッセージを記した。「怖い感じを出して描いた。鬼の金棒を描くのが難しかった」と作画の苦労を話した。

 毛呂さんは「あぶない!」の文字をギザギザで囲って注意を引いた。あおる車が威嚇し、あおられている車が泣いている表情で表現した。「全国で選ばれてびっくり。あおり運転がなくなってほしいと思って描いた」と、色使いを工夫したと話した。

 県内からは221校・2866点の応募があった。2人のほか、伊良部島小4年の下地仁南さんと平良第一小5年の新城萌依さんがJA共済連会長賞・佳作を受賞した。

内閣府特命担当大臣賞を受賞した八重瀬町立白川小2年の田平一翔さん=24日、東京都のJA共済ビル
警察庁長官賞を受賞した沖縄キリスト小3年の毛呂朱音さん=24日、東京都のJA共済ビル