沖縄初のプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」のキャンプインをリポート!


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 沖縄初のプロ野球チームとして日本プロ野球機構(NPB)参入を目指す琉球ブルーオーシャンズが25日、始動した。東風平野球場で2月21日まで春季キャンプを行い、同29日には巨人3軍とのオープニングゲームを行う。スタンドには沖縄からプロチーム誕生を期待するファン約50人が集まり、熱い視線を送った。

キャンプイン初日、ウオーミングアップで汗を流す琉球ブルーオーシャンズの選手ら=25日、八重瀬町の東風平運動公園野球場(大城直也撮影)

 初日の投手陣はブルペンで軽く投げ込み、野手は塁間走や打撃練習などを実施。打席に入る選手に助言して回った田尾安志GMは「想像以上に振れていた」と手応えを実感。NPB参入に向けては「他球団のスカウトから評価される選手もいる。ここを土台に1年後、NPBに入団する選手が出るほどまでに成長しないと」とチームとしての初年度の重要性を語った。

 腰を痛め、別メニューをこなした元ヤクルトの比屋根渉は「(他の選手に)負けてしまうんじゃないか心配」と率直に語る。オープニングゲーム出場は見送る予定で「焦ってもよくない。しっかりメニューをこなしていく」と早期の復帰を目指している。

 自らバッティング投手を務めた清水直行監督は練習後「まずは自分たちの野球をし、応援したくなるチームにしていく」と目標を掲げた。25日午前には、選手全員で那覇市奥武山町の護国神社を訪れ、祈願した。