勇壮エイサーの練習に汗 嘉手納の小学生たち 交流事事業で鳥取県訪問


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大山町で披露するエイサーの練習をする児童ら=21日、嘉手納町役場

 【嘉手納】28日に児童交流事業の一環として鳥取県大山町に向け出発する嘉手納小と屋良小の児童16人が21日、現地で踊るエイサーの最終調整を嘉手納町役場で行った。大太鼓とパーランクーの担当にそれぞれ分かれた児童らは「イヤーサーサー」の掛け声と共に力強いバチさばきを披露。「本番で完璧に踊れるように、みんなで力を合わせて頑張ろう」と、互いに鼓舞し合った。

 嘉手納町と大山町は、1987年の沖縄海邦国体をきっかけに交流が始まった。互いに異なる風土や生活習慣を学び、相互理解を深めることを目的に、毎年冬は嘉手納町の児童が大山町を訪ね、民泊やスキーなどを体験し、夏には大山町の児童が来県して、海水浴などを楽しんでいる。

 今回、交流の一環で児童らは「唐船ドーイ」など4曲でエイサーを披露する。班長の我那覇宗基さん=嘉手納小5年=は「嘉手納町と大山町の違いを見つけ、嘉手納町の魅力も発信したい」と述べた。

 仲村優月さん=同=は「町の代表として恥ずかしくないように頑張りたい」と意気込んだ。