普天間離着陸14%増 19年 1万7300回、外来機影響


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 【宜野湾】宜野湾市の米軍普天間飛行場で2019年の1年間に航空機が離着陸などした回数は1万7397回で、18年の1万5270回より13・9%増えている。外来機の飛来が2・5倍に増えたことが影響しており、市民負担が増加している。沖縄防衛局が17年4月から実施している目視調査で確認した。

 常駐機の離着陸などは1万4495回で、18年の1万4104回より2・8%増加。外来機は2902回で18年の1166回より大幅に増えた。航空機騒音規制措置(騒音防止協定)に基づく午後10時から翌午前6時までの規制時間の離着陸などは340回で、18年から365回減少した。

 19年12月の離着陸などは1834回で、11月の1257回より45・9%増えた。19年の月別で、離着陸などが1800回を超えたのは1月と3月に続き3回目。常駐機の離着陸は1665回で、11月の1076回より54・7%増え19年で最多となった。外来機は169回で、11月の181回より6・6%減少した。