米軍機による地デジ障害を解消へ 宜野湾市が補助金活用し対策工事


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 【宜野湾】宜野湾市の米軍普天間飛行場を離着陸する米軍機の影響で地上デジタル放送に受信障害を来している問題で、市は2020年度から防衛省の補助金を活用し、対策工事に取り組む考えだ。市は障害を受ける地域を把握するため、3月まで情報提供を求めている。市内で対策工事を実施するのは2回目となる。

 米軍機の飛来に伴い、テレビの画面がちらついたり、真っ暗になったり、録画中の番組が消えたりする事例がある。沖縄防衛局や市などは、これまでに基地周辺を調査し、野嵩と普天間、新城の3地域で有線ケーブルを引き込む工事などの対策をした。しかしその後も市民からの苦情が相次いでいる。

 市には26日現在、64件の受信障害の報告がある。問い合わせは市の基地被害110番(電話)098(893)4400か、メール(kichi02@city.ginowan.jp)まで。