豚熱発生でお客ぱったり来ず… 困った店主をラジオ局が番組で応援 県産豚肉の消費を呼び掛ける


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県産豚肉の応援企画への賛同を呼び掛ける富盛容篤店主(左から2人目)と富盛里菜さん(同3人目)ら=23日、沖縄市のFMコザ

 【沖縄】沖縄市のコミュニティーラジオ・FMコザと市地域情報サイト「イザ☆コザ」、市内の飲食店がタイアップし、県産豚の応援企画を始めた。市嘉間良にある「帯広豚丼 炭火焼 とんたん」の食事券をプレゼントするほか、FMコザの放送で県産豚肉の消費を呼び掛けている。同店の富盛容篤店主らが23日、FMコザの番組「アジクーターラジオ」に出演し、直接賛同を呼び掛けた。

 昨年11月に開店した同店は豚熱(CSF、豚コレラ)の発生を受け「ぱったりお客が来なくなった」という。オープン時に来店し取材したイザ☆コザの管理人「こたろー」さんが気に掛け、県産豚の消費を促す企画を考えた。FMコザも加わり、番組で情報を発信している。

 富盛店主らは番組で看板メニュー「帯広豚丼」の魅力をPRした。帯広豚丼は北海道帯広が発祥のご当地料理。同店が仕入れる県産豚肉について、富盛店主は「豊かな甘みを感じる」と太鼓判を押した。

 企画に賛同する人はツイッターでFMコザとイザ☆コザのアカウントをフォローし企画に関するツイートをリツイートすると、抽選で5人にとんたんの食事券2千円分が贈られる。応募は31日まで、2月5日に当選者を発表する。問い合わせはFMコザ(電話)098(934)8653。