「希望と元気を届けたい」 沖縄・本部の桜を神戸に贈る


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ミス桜の宮城五月さんからカンヒザクラの寄贈を受ける久元喜造神戸市長(左)=28日、神戸市中央区

 本部町の平良武康町長は28日、同町で開花したカンヒザクラを神戸市に寄贈した。平良町長らが神戸市役所を訪れ、贈呈式を行った。17日が阪神大震災から25年の節目だったことから、平良町長は18日に開花したとして「節目の日に咲き始めた桜。神戸に希望と元気を届けたかった」と話した。久元喜造神戸市長は謝意を示し「首里城の再建についても市を挙げて応援する」と応えた。

 贈呈式は今年で12回目を迎える、神戸市内の児童養護施設の児童が沖縄を訪ねる交流事業「KOBE・夢・未来号・沖縄 プロジェクト」の一環。

 KOBE三宮・ひと街創り協議会の久利計一会長や沖縄美ら島財団の花城良廣理事長らも出席。同事業に参加する児童が首里城復興募金として集めた15万円を花城理事長に託した。