第92期新報女性サロン第1回講座が29日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであり、女優の岡崎友紀さんが「これからも輝いて生きる」をテーマに講演した。
7歳からミュージカルの舞台に立ち、12歳でNHKドラマに出演するなど子役時代から芸能界で活躍。大ヒットしたTBS系ドラマ「おくさまは18歳」シリーズに主演した時のエピソードなどをユーモアを交えて披露した。
女優業の傍らでは、米国ハワイで目にしたザトウクジラの雄大な姿に魅了され、アラスカまでホエールウオッチングに出掛けるなど行動的な一面も。
講演の後半では東京の下町で育った自身の半生を振り返った。強権的な父親との関係から見えたこととして「相手を威嚇するのは自分に自信がないから」と指摘。人間性を見極める上での尺度として「強いということは優しいこと。優しいことは強いこと」と話した。最後に「自分さえ良ければというエゴを持つのが人間の性。そこから自由になれば思うように生きていける」と同世代の女性たちにエールを贈った。