「症状ある人は保健所に相談を」 玉城知事、新型肺炎対策で訴え 渡航歴ある人にも呼び掛け


この記事を書いた人 問山栄恵
「症状あれば保健所に連絡を」と新型コロナウイルス感染症の対策を呼び掛ける沖縄県の玉城デニー知事=31日、県庁

  沖縄県の玉城デニー知事は31日午前の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策で県民向けのメッセージを発表した。玉城知事は「中国の武漢市に渡航歴のある人、渡航歴のある人と接触し、発熱やせきなどの症状がある人と接触した人は、近くの保健所に電話で相談してほしい」と呼び掛けた。

  玉城知事は「水とせっけんで手洗いをこまめに行い、外出した後やせきをした後、口や鼻、目などを触る前に手を洗うことが最も有効だ」と予防策を訴え、「不必要に恐れることなく、一つ一つの予防対策を行い、しっかりと感染対策をしてほしい」と強調した。

  首里城再建に向けた取り組みとして、2月15日午後2時から那覇市の首里城公園首里杜館前芝生広場で「組踊上演300周年記念 首里城復興祈念公演 琉球舞踊と組踊」を開催することを発表した。玉城知事は「首里城復元に向けた活力をもたらす機会としたい」とした。【琉球新報電子版】