東大と活力ある地域づくり 那覇市が協定 産業育成などで協力


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協定書を手にする城間幹子市長(右)と松原宏機構長=1月31日、那覇市役所

 那覇市と東京大学地域未来社会連携研究機構は31日、連携協定を締結した。(1)那覇市が掲げる「協働によるまちづくり」(2)人材育成(3)産業育成(4)AI(人工知能)などの推進(5)SDGs(持続可能な開発目標)の推進―などについて協力し、活力ある地域社会を目指す。同機構は南西地域産業活性化センターとも連携協定を結んでいるが、県内自治体と結ぶのは初めて。

 同機構は地域社会に関する研究や課題解決、人材育成に取り組んでいる。今後は市の事業に同機構の研究者らが関わったり、同機構が市内で行うフィールドワークに地域の人が参加したりすることなどを検討している。7月にはSDGsをテーマに協定締結記念シンポジウムを開催する。

 締結式で、城間幹子市長は「知恵を借りて地域づくりにまい進したい。那覇から県全体に広げて活性化できたらいい」と話した。松原宏機構長は「沖縄、那覇は特に地域性があるのでぜひ連携したい」と話した。