カットの間の時間が狙い目だった ファッション、美容の動画コンテンツで情報発信


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美容室の席に設置された「Okinawa Salon TV」を見る女性(RUHIA RYUKYU提供)

 RUHIA RYUKYU(ルヒアリュウキュウ、森山正純代表)は、美容室に来店する女性をターゲットにした情報配信サービス「Okinawa Salon TV」を開発し、導入店舗を広げている。同社で制作したファッションや美容に関する動画コンテンツをタブレット端末で流し、来店客は髪のカラーやカットの間に見ることができる。

 2018年8月の事業開始から約1年半で、県内の美容室120店舗に220台を導入した。美容室側は無料でタブレットを設置でき、雑誌の購入費が減るなどのメリットにつながっている。

 番組の合間に企業のCMを流し、その広告料がルヒアリュウキュウの収入となる。現在CMを流している企業は沖縄銀行や山城時計店など18社。毎月約2万人の女性に視聴される宣伝効果があるとしており、今後設置店舗を300店舗まで拡大していきたい考え。ルヒアリュウキュウの道山華子氏は「美容室にいる間に手持ちぶさたの時間がなくなる。美容室の顧客満足度につなげたい」と話した。