照屋寛徳氏の後継は? 15日に結論 社民・衆院2区


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 社民党県連は1日、那覇市の県連で緊急の執行委員会を開き、今期限りの引退を表明している照屋寛徳衆院議員(74)の後継となる、衆院沖縄2区の人選を協議した。

 会合後、照屋大河委員長は「県議選を終えてから結論を出すべきだとの意見もあったが、これだけ時間をかけている。次回でしっかり最終的な結論を出す」と述べ、15日の執行委員会で後継候補を決める方針を示した。

 次回会合では、照屋氏が後継指名した北中城村長の新垣邦男氏(63)が県連の正式な候補者として決定される公算が大きいが、人選を巡る党内の混乱が続く中、全会一致となるかが焦点となる。

 この日の会合は約3時間半にわたって行われた。照屋委員長は、次回の執行委員会で結論を出す手法については採決も視野に入れているとした上で、「組織としては全会一致を目指したい」と語った。

 社民党の候補者選考を巡っては、県連幹部や照屋氏後援会幹部でつくる選考委員会が昨年6月に新垣氏の擁立を決めたが、党内手続きなどを巡り反発が相次ぎ、執行委員会での協議が難航している。