報道の自由 連帯し守る 県マスコミ労協 50周年で式典


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 県マスコミ労働組合協議会(次呂久勲議長)は1日、那覇市の県教職員共済会館八汐荘で結成50周年を祝う式典と祝賀会を開いた。米統治下での結成の経緯や沖縄社会における連帯の歩みを振り返ったほか、歴代幹部や現職幹事らによるシンポジウムもあった=写真。

 県内の新聞、テレビ、ラジオなどの労働者で組織される労協は1969年に結成された。

 組合員の労働条件に関する闘争のほか、戦後の沖縄社会において反戦・平和活動、報道の自由を守る取り組みを続けてきた。

 シンポには、初代労協事務局次長を務めた吉田義邦氏、金城正洋元副議長、阿部岳元副議長、田吹遥子幹事らが登壇した。吉田氏は、琉球新報社がストライキを実行した際に沖縄タイムス社が新聞勧誘を控えたことに触れ「マスコミへの圧力が増す中で、新聞社が軸となり各組織が沖縄の課題を乗り越えるため連帯してきた」と語った。