沖縄市で新たな豚熱感染を確認 県内5例目 移動制限区域内の養豚場から


社会
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5例目となる豚熱(CSF、豚コレラ)の発生を受けて開かれた第5回県特定家畜伝染病防疫対策本部会議で方針について語る玉城デニー知事=2日、県庁

 沖縄県内で豚やイノシシの感染症、豚熱(CSF、豚コレラ)が発生している件で、農林水産省は2日午後、沖縄市の農場で県内では5例目となる新たな感染を確認したと発表した。既存の発生農場から半径3キロ圏内の「移動制限区域」の中にあるという。同農場で飼養されている1857頭が殺処分の対象となる。

 新たな感染確認を受けて、沖縄県は2日午後2時から「第5回沖縄県特定家畜伝染病防疫対策本部会議」を開き、対応を協議する。

 農場から飼養豚が死んだとの通報が1日にあり、沖縄県が立ち入り調査を実施。検査した結果、豚熱の感染を確認した。県内での豚熱発生確認は1月15日以来となる。 

 発生を受け、3キロ圏内の農場では再度検査必要になるという。【琉球新報電子版】