漆の調達を議論へ 首里城復元で初会合


この記事を書いた人 問山栄恵
首里城復元に向け技術的な課題を話し合う会合の冒頭であいさつする高良倉吉委員長=5日、那覇市の沖縄総合事務局

  首里城復元に向けた技術検討委員会(委員長・高良倉吉琉球大名誉教授)は個別の技術的課題を議論するワーキンググループ(WG)の第1回会合を5日14時から那覇市の沖縄総合事務局で開いた。この日は彩色・彫刻について話し合い、首里城正殿に使用する漆の調達や彩色・彫刻の職人確保・人材育成などの事項について議論する方針。

  7日は、防災と木材・瓦類について論議する。各分野の委員長は高良氏が担い、委員は3人ずつで政府や県から協力員として9人程度が加わる。

  5日の会合の冒頭、高良委員長は「それぞれの課題について意見を出し合い、行程表をつくっていきたい」と述べ、早期復元に向けた活発な議論に期待した。【琉球新報電子版】