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那覇市は5日、2020年度一般会計予算案を発表した。総額は前年度比7・3%(107億8300万円)増の1575億9700万円で、過去最高となった。那覇文化芸術劇場なはーと(新市民会館)の建設が佳境を迎えることなどが増加の要因という。歳入は好景気の影響で市税が前年度比1・3%(6億1988万円)増の500億3289万円となり、初めて500億円を超えた。
那覇文化芸術劇場の整備事業は約94億4578万円。市立病院建て替えの本格化などに伴う同病院への貸付金約15億8310万円、沖縄都市モノレール社が行う3両編成化に対する補助金約11億1739万円なども予算総額の増加に影響。約29億2200万円の収支不足が生じ、財政調整基金から取り崩している。新規事業は教員の負担軽減のため各中学校に部活指導員を1人ずつ配置する事業(約1058万円)、外国人からの問い合わせを一元的に受け付ける窓口設置(約896万円)などがある。