大賞に東京新聞記事 むのたけじ賞 福島原発事故追う


社会
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第2回むのたけじ賞の受賞作品を発表する共同代表ら=7日、東京都の日本プレスセンタービル

 【東京】反戦を訴え続けたジャーナリスト・むのたけじさんの精神を受け継ぎ、地域に根差した情報発信をする人を表彰する第2回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」(略称・むのたけじ賞)の受賞作品発表会見が7日、東京都の日本プレスセンタービルであった。大賞に東京新聞の片山夏子記者が福島第1原発事故後に働く作業員を9年にわたり追っている連載「ふくしま作業員日誌」と独自記事が選ばれた。

 優秀賞には、北海道苫小牧市の月刊地域紙「ひらく」の代表・記者の山田香織さん、東奥日報の「ステルス戦闘機F35墜落についての一連の記事」(斉藤光政記者)、被災地の福島県を旅ガイド形式で紹介した山崎健一さんの3人が選ばれた。今回は16都道府県から地域紙や書籍など37作品の応募があった。