保育園児が8カ月かけ20キロ歩きごみ拾い きっかけは近くの公園のごみ


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約20キロのごみ拾いを達成した園児ら=1月25日、本部町の海洋博公園駐車場

 【名護・本部】名護市屋部のやまびこ保育園の園児が1月25日、園から本部町の沖縄美ら海水族館の前まで約20キロの清掃活動を約8カ月間かけて達成した。ゴールしたこの日は保護者を含め総勢約60人で海洋博公園周辺のごみを拾った。

 長距離長期間の清掃活動に挑戦したのは5歳児クラスの22人。保育士の仲本裕介さん(33)によると昨春、近くの公園にごみが落ちていたことを機に園児が周辺のごみを拾い始めた。水族館が好きな園児が多いことから「美ら海水族館まで、少しずつ歩きながらごみを拾おう」と計画した。仲本さんは「活動を通して園児は自主的にごみを拾うだけでなく、落とさないようになった」と話した。